Home / 特定医療法人財団健和会 / リハビリテーションセンター

▲一日の流れ / ▼参加者へのインタビュー


三郷市
 埼玉県のいちばん東南にあり、東は江戸川を挟んで千葉県松戸市・流山市と、南は水元公園を挟んで東京都葛飾区と、西は中川を挟んで八潮市と接します。
 町なかを大場川や二郷半用水が流れる川の町です。1947年にカスリン台風が襲ったとき、「鴨居まで水がきて、二週間。屋根で助けの船を待った」「江戸川の堤防にわら小屋を作って、馬と暮らした」といいます。
 みさと健和病院ができた1980年代半ばには周辺に水田や畑が広がっていました。いまでも専業農家を営む家があるといいます。旧岩槻街道沿いには商店街や民家・アパートが建ち、足立・葛飾から移転してきた町工場が田畑の間に散在します。
 そして、ダンプカーと資材置き場が目立ちます。三郷インターチェンジ周辺、常磐新線=つくばエクスプレス、外環自動車道と、大規模な開発が続いているのです。
 東京の隣に残された開発途上の田舎町、中小企業の町、そしてベッドタウン。三郷はいくつもの顔をもちながら、その顔つきを変え続けています。

 
 

アドバイザー・内科医 藤井博之のコメント

 晴れた日の往診では、きらめく中川の川面、水田や畑のようすを楽しみます。農家の三和土(たたき) で、孫に囲まれたご老人に挨拶したり、アパートで一人暮らしの元船乗りを訪ねたり、労災で頚を傷めた中小企業の社長さんに会ったり。海外からの出稼ぎ労働者もいます。
 首都圏でありながら、土地のヒト、都内から移り住んだヒト、地方から来たヒトが、それぞれに暮らしています。庶民の暮らしの厳しさ、賢さ、逞しさを教えてもらいました。

▲一日の流れ / ▼参加者へのインタビュー